天神町「上宮天満宮」│宮司と苦楽を共にした猫を祀る猫神社
このページでは天神町「上宮天満宮」の情報をお伝えしていきます。
上宮天満宮で初詣。 pic.twitter.com/X2m92PcBOa
— なかのしま (@Nakanoshiman) 2019年1月2日
天神町「上宮天満宮」の所在地・時間
住所 | 大阪府高槻市天神町1丁目15-5 |
アクセス | JR「高槻駅」下車 徒歩10分 |
電話番号 | 072-682-0025 |
開門時間(参拝可能時間) | 午前10時〜午後4時 |
公式サイト | http://jogu.jp/ |
天神町「上宮天満宮」で頒布されている猫お守り
猫みくじ、御朱印、各種おまもりなど
駅近くの天神さんのおまつりにいってきた。もちろん御朱印も(^O^)#御朱印#上宮天満宮 pic.twitter.com/sl9a7nXDGV
— みっきー (@mhayappy1002) 2018年2月25日
天神町「上宮天満宮」の概要
上宮天満宮は境内には動物のためのおやしろ、「守護天神(動物神社)」がある神社です。このおやしろは猫だけでなく犬や小鳥など人との生活に深く関わってきた全てのペット・小動物を祀るための神社として建立されました。
上宮天満宮の建立は993年(平安時代)。その数百年後の1578年に戦火で社殿が焼かれたものの、豊臣秀吉が「山崎の合戦(1582年)」の際上宮天満宮の参道である「天神馬場」に本陣を引いたところ戦に勝利しました。これに感謝した秀吉が1590年に戦火に巻かれた社殿を修造したのです。
しかし1996年という近代に入ってから放火されたことでこれを焼失。現在の本殿は2002年に再建されたもの(日本初の竹製本殿)です。
この本殿祭建造の際に宮司を支えたのが、守護天神の主祭神となっている「めめ」という猫だそうです。現在の公式サイトではなくウェブアーカイブから過去のURLを覗いてみると、今ではわからない「めめ」について知ることができます。
・てんじんさんの招き猫(メメ)はすっかり大人になりました。(2004年)
・神社のアイドル猫 <メメ>が奈良に引越(2006年)
・めめからのお知らせ(2006年-守護天神の説明パネル文章の原文)
過去のデータを読む限り、「めめ」は2000年前後に生まれ6年間ほど境内で過ごし、余生は宮司氏宅で過ごしたのでしょう。1996年の本殿放火による焼失以降、相当セキュリティ関連に力を入れられていて、動物遺棄や窃盗、放火未遂、動物死体遺棄、置き引き、ストーカー、未成年飲酒などなど…境内では数々の犯罪や不法行為が行われていたそうですが、セキュリティ強化によりそういった行為は2006年以降はほぼゼロとなった(てんじん防犯システム)そうです。
そういった苦労の中、猫たちと過ごす時間は楽しみでもあり癒やしでもあったと容易に想像できます。猫を祀る神社の多くは街の発展(特に養蚕業)との関わりが強いのですが、上述したことを鑑みるに上宮天満宮の守護天神はかなりユニークな設立経緯で、ペットは家族の一員であるという現代の風潮にガッチリとマッチした神社と言えます。似たような考えで建立された神社としては神奈川県の伊奴寝子社、千葉県の愛育神社などがそうですね。
とはいえ、現代人のペット(動物)に対する考えが昔とは根本的に変わってきているので、最初の建立の経緯がどうであれ、どの猫神社においてもペットの健康・長寿祈願のために訪れる方は今後も増加すると思われます。
高槻の上宮天満宮の境内にある猫神社。
— mdk (@mdkgames22) 2019年1月4日
なんかカリカリと音するなあと思ってたら、ちょうど賽銭箱の裏で猫様がお食事中だった。 pic.twitter.com/MhlWVjArpK
知らん間に猫神社が建立されていた。高槻市天神町にある上宮天満宮の奥にあるよ。
— 旭堂花鱗 (@kyokudoukarin) 2018年12月12日
ここのお賽銭は幸薄い動物に使われるらしい。思わず100円入れてきてしまった。#高槻市 #よその子も可愛い pic.twitter.com/zwKbbex4Lq
#上宮天満宮 ?-菅公聖蹟二十五拝
— 杜?????? (@ShrineWalker) 2018年6月11日
本殿裏にネコの神社がある??前は境内の末社にもたくさん寝そべってましたが、天神桃太郎しか見かけなかった?? pic.twitter.com/eCRXL475kE
猫がお祀りされた神社が( ̄□ ̄;)! 上宮天満宮/高槻市天神町 竹で造られた本殿が素敵ですがその本殿真後ろに守護天神として猫が祀られてます「大宰府天満宮に次ぐ2番目に古い天満宮」とされ「上宮」の名も創建が京都北野天満宮より前だからとも pic.twitter.com/u2ozTqf65Z
— さらら (@MomsGarret) 2015年7月5日
大阪高槻の上宮天満宮の猫たち。 pic.twitter.com/8K1AlklC6D
— 松屋あざらし (@matsuya24438787) 2018年5月23日
上宮天満宮は「猫神社」でもあります。
— 小松菜 (@KomatsunaYuka) 2017年2月27日
本殿の真裏に鎮座する守護天神です。 pic.twitter.com/CLO7YxTYFR
知らん間に猫神社が建立されていた。高槻市天神町にある上宮天満宮の奥にあるよ。
— 旭堂花鱗 (@kyokudoukarin) 2018年12月12日
ここのお賽銭は幸薄い動物に使われるらしい。思わず100円入れてきてしまった。#高槻市 #よその子も可愛い pic.twitter.com/zwKbbex4Lq
御祭神
菅原道真命 (すがわらのみちざねのみこと)
武日照命(たけひなてるのみこと)
野身宿禰命(のみのすくねのみこと)
●守護天神(動物神社)主祭神
めめ刀自命(とじのみこと)
※刀自命は女性の祖霊に付けられる敬称です
ご利益
ペットの健康長寿、所願成就、学問・学業成就、身体壮健など
天神町「上宮天満宮」のポイント
動物に対する愛が溢れんばかりの神社の一つが上宮天満宮です。守護天神の設立経緯を知っていると「動物のための神社」としての重みが全く違います。
とはいえ、きっと今日も上宮天満宮の猫たち鳥たちは元気に過ごしているはずです。動物を慈しむ心を持って参拝に訪れましょう。