東京都豊島区「西方寺」
このページでは豊島区「西方寺」の情報をお伝えしていきます。
#千寺詣で 399。西方寺(豊島区西巣鴨)です。遊女の遺体が吉原土手に投げ捨てられるのを悲しんだ道哲が元和8年(1622)に創建した寺で、もとは浅草聖天町にありました。墓地には尾太夫の墓があります。 pic.twitter.com/mxWTi1W81U
— ZZ・倶舎那/渋谷申博 (@ZZKSHA) 2016年8月17日
豊島区「西方寺」の所在地・時間
住所 | 東京都豊島区西巣鴨4丁目8-42 |
アクセス | ●電車
都営三田線 「西巣鴨」駅 徒歩1分 |
電話番号 | 03-3917-1695 |
開門時間(社務受付時間) | 日中 |
公式サイト | なし |
豊島区「西方寺」で頒布されている猫お守り
なし
豊島区「西方寺」の概要
最近ではあまり取り上げられることもないのですが、豪徳寺、自性院、今戸神社と同じように東京都豊島区西巣鴨にある「西方寺」も招き猫発祥の地の一つとされています。(が、現在そのような由来などは一切表記されていません)
西巣鴨にある西方寺はもともとは浅草吉原の近く(日本堤)にあったそうで、関東大震災時に消失したため西巣鴨に移転したのだそうです。招き猫の由来としては、1700年代ごろの吉原の花魁「薄雲太夫(うすぐもだゆう)」が飼っていた三毛猫が彼女を第じゃから守っていたという話にちなんでいます。
三毛猫が片時も薄雲太夫から離れなかったことを不審に思った楼主が猫の首を切り飛ばすと、その首が便所の下に飛んでいき、そこに隠れていた大蛇に噛み付いて退治した…と伝わっています。三毛猫が薄雲太夫のそばを離れなかったのは大蛇から守るためでだったのだろうと人々は噂をし、供養のために猫塚を建てたと言われています。
ちなみにこの話、どこかで聞き覚えがあると思ったら山形県にある「猫の宮」、宮城県仙台市の少林(わかばやし)寺の猫塚古墳のとほぼ同じです。
同じような話は他にもいくつかあるのかもしれません。
現在は同じ遊女であった高尾太夫の墓の前に鎮座しています。
あと招き関係は西方寺も行った。高尾太夫墓の前に、忠猫伝説にまつわる招き様がいます。遊女の飼い猫なだけあって寺社系には珍しい左手招き。だけど保存状態がかなりかわいそうなことになってた。 pic.twitter.com/P7uegtgR61
— 紺 (@ningen_owata) 2015年12月8日
巣鴨の西方寺。招き猫の発祥?って言われてる猫ちゃんです(^^)/ pic.twitter.com/QrsrdCSp
— 河野一成 (@kounokazunari) 2012年6月10日
西方寺に埋葬された薄雲の愛猫 薄雲は愛猫を溺愛し猫用の座布団を作ったり座敷に同席させたり、花魁道中の際にも抱えて歩いた程でしたが、それを良く思っていなかった楼主が猫を斬り殺してしまいました 不憫に思った客が猫の人形を作ってあげると薄雲はそれを死んだ愛猫の様に可愛がり続けたそうです pic.twitter.com/fsPK2KqcRS
— 小乱 (@sa_midale) 2017年7月8日
しかし保存状態が悪く、左耳と左前足がもげてしまっています。
かつての状態(2001年頃)の写真はねこれくと様より見ることができます。
ただ、当時の時点でも修復の形跡が見られるのでもともと状態は良くなかったのかもしれません。
豊島区「西方寺」のポイント
今は招き猫発祥の地の一つとして数えられているのは豪徳寺、自性院、今戸神社の3社ですが、昔は招き猫ゆかりの地として寺社を紹介する際は必ず掲載されていたお寺でした。
時の経過とともに忘れられゆくのは必然ですが、またいつか招き猫発祥の地の一つとして数えられるようになるといいですね。