山形県高畠町「猫の宮」
このページでは山形県高畠町「猫の宮」の情報をお伝えしていきます。
犬の宮・猫の宮。犬の宮は現在は安産と無病息災にご利益があるといわれていて、猫の宮は蚕の神として信仰があつく、ペットの健康祈願や供養に訪れるらしい。 pic.twitter.com/FTaw8YJPgD
— まーしゃ (@transmasia) 2014年5月29日
山形県高畠町「猫の宮」の所在地・時間
住所 | 山形県東置賜郡高畠町高安910 |
アクセス | 高畠駅から車で約20分 |
電話番号 | 0238-52-2153(猫の宮別当清松院) |
開門時間(社務受付時間) | いつでも |
公式サイト | なし |
山形県高畠町「猫の宮」の概要
猫の宮も田代島の猫神社と同じく、養蚕にちなんだ神として信仰されていました。
猫の宮の由来ですが、延歴年間(781年〜805年)高安村に住んでいたある夫婦が観音様より猫を授かったことから始まります。この猫(玉)を大切にすることで養蚕が盛んになり村も安泰だとお告げをもらい、我が子のようjに大切に育てたそうです。
しかし時が立つにつれ、玉の様子がおかしくなってきました。よくわからない場所を見ては唸り声をあげにらみつけるということを繰り返したため、不審に思った夫が猫の首を跳ね飛ばしたところ天井裏に飛んでいき、隠れていた大蛇に噛みつき殺してしまったのです。
実は玉はこの大蛇(かつて犬に退治された古狸の怨念)から夫婦を守るため、そのような振る舞いをしていたのですね。
それを知った夫婦や村人は玉を手厚くに葬り、観音堂を建て供養を行った…というのが猫の宮の由来です。
この話、どこかで聞き覚えがあると思ったら東京都豊島区西巣鴨にある西方寺、宮城県仙台市の少林(わかばやし)寺の猫塚古墳とルーツが似ていますね。同じような伝承は他にもあるかもしれません。
ちなみに、かつて退治された古狸というのは、猫の宮の向かいにある犬の宮に祭られている犬のことです。
御祭神
玉(たま)
ご利益
ペットの健康祈願・供養など
山形県高畠町「猫の宮」のポイント
猫の宮のお堂にはたくさんの猫たちの写真が貼り付けられています。健康祈願よりも一緒の時間を過ごした猫の供養を込めて訪れる人が圧倒的に多いそうです。
毎年7月下旬には「全国ペット供養祭」が開催されています。